ユニークフェイス研究所のホームページを更新しました。
という言葉の定義について改めて文章にまとめました。
https://sites.google.com/ishiimasa.com/uniqueface/uniqueface
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ユニークフェイスについて
ユニークフェイス研究所では、「ユニークフェイス」(Unique Face)を以下の言葉で定義しています。
疾患、傷害、先天異常などが原因で固有の顔、容貌になっている状態
外見に生じる「疾患、傷害、先天異常」については、「皮膚科「形成外科」などの医学書に掲載されている状態をすべて含みます。
代表的なものを以下に示します。
単純性血管腫、苺状血管腫、海綿状血管腫、太田母斑、口唇口蓋裂、レックリングハウゼン病、熱傷瘢痕(ケロイド)、顔面神経麻痺、白斑、脱毛症、斜視、小耳症
交通事故の傷痕、水疱瘡の痕、リンパ管腫、重度のアトピー性皮膚炎、顔面骨折後の後遺症、アルビノ、先天性色素欠乏症、外科手術後の傷痕、など
「ユニークフェイス」の言葉の由来
1999年に活動を開始したセルフヘルプグループ「ユニークフェイス」に由来します。のちにNPO法人ユニークフェイスになり、その活動がさまざまなメディアに紹介されました。
「ユニークフェイス当事者」について
ユニークフェイス研究所では、上記のユニークフェイスな状態の当事者を、まとめて「ユニークフェイス当事者」と表現しています。
本来ならば、その外見をもった状態の人をそれぞれ、単純性血管腫の当事者(患者)、口唇口蓋裂の当事者(患者)
と表記をするのが正確な記述でしょう。
しかしながら、それでは一般に伝わりにくい、と考えています。
視覚障害(弱視、全盲)、耳が聞こえない(難聴)、下半身が動かない車椅子ユーザーなどをまとめて「身体障害者」と呼ぶように
ユニークフェイス研究所は
顔・容貌において、疾患・傷害・先天異常のある当事者を「ユニークフェイス当事者」と表現します。
英語圏での表記
「アピアランス」(容貌、外見の問題)
そして
フェイシャル・ディファレンス (Facial Difference)(顔に違いがある状態、顔に違いがある当事者)
と表記されることが一般的です。
以上
2024年10月17日